車検整備 三菱ランサー
車検で入庫されたお車です。
平成16年式の三菱ランサーです。
まずはリフトで持ち上げます。
エンジンルームや下回りをチェックし、修理や部品交換が必要な箇所がないか確認します。
この車では
- ブレーキオイルの交換
- エンジンオイルの交換
- 冷却水の交換
- エアエレメントの交換
を行うこととなりました。
整備作業に入ります。
後輪のドラムブレーキをチェックします。
ライニングの厚みがまだ残っていること、ブレーキオイルの漏れがないことなどを確認し、簡単な清掃をしました。
前回の交換から5,000km以上走っていたので、エンジンオイルを交換します。
左が抜いたオイル、右が新しいオイルです。
色だけを見ても大きく違います。
交換時期になっていたので、冷却水を交換しました。
ブレーキオイルの交換をします。
オイルの経路に空気が入り込まないように作業をします。
新しいオイルを継ぎ足しながら圧力をかけ、出口となる各輪のピストン付近から古いオイルを抜き取ります。
エンジン周りの整備に移ります。
スパークプラグを外して確認したところ、すすで黒く汚れていました。
電極部分は減っていなかったので、掃除をして戻します。
エアエレメントです。
汚れているので交換しました。
新しいエアエレメントです。
整備が終わったら、タイヤなどを組み付け、試運転です。
問題がないようでしたら完成検査を行います。
ブレーキがしっかり効いているか、左右の効き具合に差はないか。前輪・後輪ともチェックします。
スピードメーターが正しい数字を指しているかの確認も行います。
排気ガスの成分が基準値以内に収まっているか検査します。
ヘッドライトの向きや明るさが問題ないか検査し、必要があれば調整します。
また、その他のライトが正しく点灯しているかの確認も行います。
以上の検査で問題がなければ検査完了です。
検査の後は洗車をします。ボディーも窓も手洗いで磨きます。
フロントガラスの撥水処理は、サービスで行っております。
完成です。
ありがとうございました。
2011/12/02